無償で利用できるオープンソースの仮想化ツール
解説
今回は仮想PCを作成できるソフトを紹介します。
何だか難しそうですがOSのインストールディスクとPCにある程度のスペックがあれば簡単に使用できます。 ハードルはOSの入手でしょうか?
私は Microsoft 製の Virtual PC を普段使用していますが VirtualBox も何度か使った覚えがあります。 有名どころとしてもう1つ VMware Workstation というソフトもありますがこちらは使ったことがないですね。
仮想マシンソフトとはPCの中に仮想PCを作成できるソフトのことで Windows から Linux を起動させる等OSを跨いでの使用もできます。
ホストOSの環境をそのままゲストOSで利用できるのでノートPCのようなメーカー製のPCでは良いかも知れません。 (通常プリインストールのOS以外のドライバは用意されていないため)
ただ、通常のデスクトップPCならばマルチブートをお勧めします。
VirtualBox のポイントですがタイトルにあるようにUSB機器の利用が可能です。
狭い話をすると Windows Vista でも以前のOSをゲストにすれば (PSPの) mspformat が実行できます。
更に今年の夏頃にリリースされたバージョン 3.0.0 から Direct3D が利用できるようになったため3Dのゲームやソフトウェアにも対応しています。
Virtual PC には両機能共搭載されていない* のでそろそろアップデートして欲しいところです。
※ USBの キーボード / マウス は使用できます
仮想マシン特有のリセット (変更をなかったことにする) 機能も搭載されているため配布元が疑わしいファイルを開いたりシステムを変更するような危険な作業をテストする際にも使えますね。
※ リセットすると前回保存した時点からの情報が削除されます
ホスト: Solaris 10 OS / Microsoft Windows / Linux / Mac OS X
ゲスト: 事実上あらゆるx86ベースのOSをサポート
※ ホストとは VirtualBox を起動する側のOS、ゲストとは仮想マシン上で稼働するOSを指します
導入方法
ダウンロードページから Sun xVM VirtualBox (VirtualBox-3.0.10-54097-Win.exe) をダウンロード。
追記: "Continue to Download" をクリックすればダウンロードが開始されるので個人情報の入力欄は空欄で構いません
例によって インストールの手順 は 別ページ に移しました。
特段迷う点はないと思いますが必要ならば参考にしてください。
使用方法

まずは仮想マシンを作成します。
メイン画面の 新規(N) をクリック。

ウィザードが開始されるので 次へ(N) > をクリック。

仮想マシンの名前とOSのタイプを選択して 次へ(N) > をクリック。

仮想マシンに割り当てるメインメモリを設定します。
次へ(N) > をクリック。

仮想ハードディスクを作成します。
DVI というコンテナフォーマットで作成されますが別の仮想ディスクフォーマット* も読み込めます。
※ Virtual PC のVHDファイル / VMware のVMDKファイル
初めての場合は "新規ハードディスクの作成(C)" にチェックを入れて 次へ(N) > をクリック。

仮想ハードディスク作成のウィザードが開始されます。
次へ(N) > をクリック。

HDDのストレージタイプを選択して 次へ(N) > をクリック。

HDDにサイズを割り当てたら 次へ(N) > をクリック。

設定を確認したら 完了(F) をクリック。
仮想ハードディスクが作成されます。

こちらも 完了(F) をクリック。
仮想マシンが作成されます。

メイン画面の 設定(S) から各設定を済ませて指定したOSをインストールします。
ISOファイルからのインストールも可能です。

起動(T) からOSを立ち上げましょう。
デフォルトでは右側の Ctrlキー を押すことで キーボード / マウス がゲストOSからホストOSへ復帰します。 統合させた方が使いやすいですね。

特段設定もなく使用することができます。
Direct3D を利用する場合は 設定(S) → ディスプレイ → ビデオ(V) にある "3Dアクセラレーションを有効化(3)" にチェックを入れます。
次にOSをセーフモードで起動して デバイス(D) → "Guest Additions のインストール(I)... Host+D" から "Sun VirtualBox Guest Additions" をインストールしてください。
機能の追加方法は Virtual PC と同じですね。

USB機器を利用するには1度接続した状態で 設定(S) → USB の右側上から2番目のボタンを押してデバイスを追加します。

機器を外したら仮想マシン上でOSを立ち上げてから再度接続します。
ホストOSの方でドライバがインストールされます。

ホストOSからデバイスが外されゲストOSの方にマウントされます。
仮想マシンを終了させると自動的にホストOSの方へ戻ります。
Windows Vista から XP とのデュアルブート環境を構築するには多少ハードルが高いものの可能ですし、しっかりと使用したい方にはお勧めできません。
それと基本的にゲームをプレイするためのものではないので動かないものもあるようです。
多くのプラットフォームに対応していますからホストOSでは使用できないツールをゲストOSで使用するというのがメインの使用用途でしょうか?
非常に使い勝手が良いので興味のある方は是非導入してみては?

